2016年5月12日木曜日

コンコードへ日帰り旅行

昨日で遂に夫の大学の最終試験、ペーパーは全て終わりました!
残すところは26日の卒業式を待つのみです。

いつもは慌ただしく通り過ぎていた大学の校舎や図書館が、試験後に改めて見るととても綺麗で感慨深かったようです。

そんな卒業を前にちょっとおセンチになっている彼を連れ出し、今日はボストン近郊のコンコードという街に行ってきました^^




初めてのコミューターレイル。
ポータースクエアから1:25に乗車。
電車の本数も1時間に1~2本と少ない。


紫ラインの見慣れない電車です。


このローカルな車内の雰囲気にちょっとテンションの上がる2人


切符は窓口でも買えるらしい?ですが、私たちは車内で購入。
片道8.5ドル、キャッシュのみ。
この切符のレトロ感が、また何気にイイ。
旅情をかきたてます。



コンコードまでは30分くらい。
車窓から見える景色も、ボストン中心から少し離れるだけで大分変わります。



コンコードは、18世紀にはアメリカ独立戦争の口火を切った場所で、歴史の授業でも習ったりする場所なのですが、文学の街としても有名です。



19世紀に「若草物語」の作者ルイ―ザ・メイ・オルコット、「ウォールデン‐森の生活」の作者ソロー、「緋文字」の作者ナサニエル・ホーソン、哲学者のエマソンなどなど、著名なアメリカ人作家たちが暮らしたところです。


私は若草物語、旦那氏はソローが好きということで、今回はその2つにテーマを絞って観光。
曜日によってはウォーキングツアーを開催しているらしいですが我々は自力で散策しました。






コンコードは見所が点在していて、車が無いとちょっと大変。
コンコード駅から降りてすぐにレンタサイクルを発見するも、一人1日25ドルと言われて諦めます(*_*;


まずは観光案内所へ。
地図をもらい、トイレへ行き、おじさんに簡単な説明をしてもらう。
今回一番遠そうなウォルデン湖も、1と1/4マイル、30分くらいと言われる。
歩けない距離ではないらしい。


田舎なので、こんな道がひたすら続きます。
今日は25度以上あってちょっと暑い。
帽子と水を持ってきて良かった。



まずはコンコード博物館へ


エマソンの書斎が当時のまま保存されている


ソローがウォルデン湖の小屋で使っていた鉛筆や家具などもここで見れます



エマソンとソローとオルコット家族はみんな同時期に生きた人たちで、仲が良かったらしい。





次は若草物語の作者ルイ―ザ・メイ・オルコットの家族が住んでいたオーチャドハウスへ



若草物語が生まれた家。
そして、若草物語の舞台となった家です。


中に入ったら丁度ツアーが始まったところでした。
家の中は残念ながら写真撮影禁止。


若草物語は、実際にオルコット家の4姉妹がモデルになっているので、ここにあの家族が住んでいたのか、ここであの物語が実際に書かれたのか~~!!と思うと個人的に大きな感動でいっぱいでした。(って言っても私の知識はアニメと児童小説で見た程度)

妹が描いたルイ―ザ(作中ではジョー)の肖像画、家族が弾いたピアノ、姉妹の着たドレス、ルイ―ザの部屋などなど。
感動、感動、嬉しい。


一方でわが旦那さんは、若草物語についてほとんど知識ゼロだったので、ツアーを見ていてもポカーン状態でした(笑)
お付き合いいただき感謝。




お次はソローが住んだウォルデン湖へ。
オーチャードハウスから歩けない距離ではないですがけっこう遠いし時間の節約のためLyft(Uber的な配車サービス)で行きました。


 ソローはウォルデン湖畔に自分で家を建て、そこで2年2か月の自給自足生活をし、その体験を「ウォールデン‐森の生活」という代表作に記しています。




まずは湖近くにあるソローの小屋のレプリカ見学。


ソローの像の横で、急にテンションが上がるソローファンの旦那さん。
後ろがソローの小屋



これを自分で建てたらしいです。
小さな小屋ですが煙突もあってしっかりしている



小屋の中







ウォルデン湖の横を歩きながら先ほどの小屋が実際にあった湖畔の跡地へ向かいます。





山道を間違え危うく遭難しそうになりながらも着きました。
この後ろが小屋の跡地だそう




そしてすぐ近くにウォールデン湖


小屋があった場所は本当に湖の近くでした。
今日は本当に気持ちの良い天気。
しかしここでの冬の自給自足生活はとても寒そう…




湖では泳いでいる人や湖畔で遊んでいるひとたちがけっこういました。
とても綺麗な湖。
持ってきたサンドイッチを食べてしばし休息。


湖畔のショップ。
ソローグッズが買える。



旦那さんはSimplifyというソローの言葉を記したキーホルダーをお土産に買ってました
なかなかカッコイイ




帰りはなんと、スマホ圏外だったため配車を呼べず、潔く諦めて30分ほど歩いて駅まで帰りました。
ところどころ、花もきれい


道中広ーい草原があって、癒されました



やっと中心街に着きました、疲れた…

アイスクリームで涼をとり、疲れが少し癒えました。



やっとコンコード駅にもどる!
田舎の線路でいい感じ。

最近は8時近くまで明るいので、夜道を歩く羽目にはならず、助かりました。


帰りの電車は左側の席に座るとウォルデン湖が見えます。

けっこう歩き疲れましたが、念願の場所に行けて、楽しい一日となりました。


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